災害時対応トイレ

応募対象の概要

防災公園内防災倉庫併設災害時対応トイレで、平常時は通常の公共トイレとして市民利用、災害時にもコック切り替えだけで通常のトイレ設備として避難者はじめ誰でも即利用可能なトイレ。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

災害発生時、仮設トイレ到着まで2~3日、組み立てトイレは浦安等の海岸近くの街では強風で使用できない。プライバシー配慮や防犯上課題がある。マンホールトイレも液状化可能性のある街では、確認できるまで使用不可となることから、LIXILとの共同開発モデル事業として、実証試験を経て産官学の取り組みで完成したトイレである。避難所となる学校や体育館に整備検討中。3.11時に女性や高齢者障がい者から仮設トイレの課題や組み立てトイレの廃棄問題、埋め立て地特有の液状化問題を経験して取り組んだもの。ローテクなシステムのためコストも軽減でき日常のトイレとして、誰でも使用できることも大きなメリットである。

日常時 災害時対応トイレ(日常時)

通常のタンク式トイレ(災害時超節水型)であり、メンテナンスコストも低い上、その他災害対応トイレの様な備蓄の必要も場所の確保も運搬も必要ない。

非常時 災害時対応トイレ(非常時)

コック切り替えだけで、通常5Lから1Lの水利用で発災直後から使用可能となるため、マンホールトイレや組み立てトイレの様な組み立てに要する特別な人員配置も仮設トイレの様な搬入トラックなど輸送計画も必要ない。便袋も収集運搬に苦労した経験からも実用的といえない。貯水槽の水も学校施設等の場合問題なく供給できる。