ポータブル水再生システム『WOTA BOX』

応募対象の概要

上下水道に依存せず排水の98%以上を再生・循環利用を可能にします。
通常、シャワーを浴びるには1人につき40~50Lの水を消費しますが、「WOTA BOX」は100Lの水で約100人のシャワー入浴を提供します。
さらに独自の水処理自律制御技術により水質・システムを常時監視・管理することで常に安全安心な水質を保ちます。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

上下水道が引かれていない場所や断水状況下でも、少量の水と電気さえあれば設置可能なため、日常時にはもちろん、災害発生時にも安全な水を提供します。
災害が発生し、上下水道を復旧するには多くの時間を要するため、避難所の方々は数週間もの間、入浴ができない状況を強いられます。また、家屋が崩壊し、道が断絶された状況下で物資を運ぶことが困難なケースも発生します。そうした状況下で「WOTA BOX」は持ち運び可能なサイズで運搬ハードルも低く、さらに約15分程度で設置可能なため「すぐに水利用ができる」という点で被災地でも多くの方に利用いただいています。

日常時 ポータブル水再生システム『WOTA BOX』(日常時)

「WOTA BOX」はオプションユニットと接続し、使用いただくプロダクトです。
日常時には、マラソン大会や野外イベント、サーフィン後など、主にアウトドアシーンで活用されています。

非常時 ポータブル水再生システム『WOTA BOX』(非常時)

断水状況下でも少量の水と電気があればどんな場所にも設置可能です。オプションユニットと接続することで、シャワーや洗濯機など、活用方法は様々です。
1月1日に発生した令和6年能登半島地震では「WOTA BOX」約100台を避難所や病院・介護施設等に提供し、衛生支援を行っています(5/31日現在継続)