
応募対象の概要
「市民の生活を支える」という、従来の市役所庁舎の位置づけを堅持しつつ、これまで以上に、市民に親しまれ、市民の絆をはぐくむ「つながりの拠点」となることを目指すとともに、防災災害対応拠点として、「市民の生命と財産、生活をまもる最前線基地」となることを目指し、新庁舎を建設しました。
フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント
「防災拠点にふさわしい、安全安心な庁舎」を基本方針とし、 新庁舎建設にあたっては、防災拠点施設として整備する設備・機能が災害時にのみ その価値を発揮するのではなく、平常時から来庁者や職員などの利用者の役に立つ、また、平常時に利用する設備・機能が災害時にも役に立つことで防災拠点としての機能をさらに高めるというような、「フェーズフリー」の観点に基づいた庁舎整備を実施しました。

「誰もが利用しやすく、質の高い市民サービスを提供する庁舎」として、 市内に分散している庁舎機能を集約するとともに、市民が多く利用する窓口を集約し、ワンフロアで対応できる体制を整えています。また、 誰もが安心かつ快適に利用できるよう、ユニバーサルデザインの導入を取り入れています。

「防災拠点にふさわしい、安全安心な庁舎」として、大規模地震の発生に備え、高い耐震安全性を確保するとともに、被災後においても業務が継続できる性能を確保しています。また、 津波による浸水被害に備え、災害レベルを考慮した複合的な浸水対策を導入しています。さらに災害時には市民の緊急避難場所として活用します。