
応募対象の概要
避難所に広がる、ペットたちによる小さな街。いつも家で慣れ親しんでいる居場所(ペットハウス)を、災害時にはそのまま避難所に運び、「いつも」をそばに置くことができる。
災害時のペットに対する対応が問題視される中で、ペットと一緒に避難する"同行避難"を可能にし、居場所の位置づけをすることができる。
フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント
普段家で使用しているケージのまま持ち運ぶことができ、他のケージと組み合わせることでペットたちによる居場所ができる。災害時、環境が変わってストレスを感じやすい避難所での生活を居心地良くする。飼い主はペットが落ち着いて移動できて安心する。ペットは、慣れない場所でも自分の居場所が守られる。
またペットタウンとして拡張していくことで、そこに人が集い、賑わい、癒されていく風景から、可視的に集団としての一体感を感じることができ、避難所での人々の結束感を高める効果を持つ。他の避難者に対して、アレルギー問題や鳴き声・におい対策のある(抗菌・防音・消臭性能の高い)ケージを使うことでストレスを軽減。

冷たい印象から温かみとインテリア性のあるハウス型で、日常のペットハウスの価値を高める。そのまま移動可能なので、ペット用キャリーバックへ移動させる負担を減らすことができる。ペットホテルやドッグカフェ等商業施設に常設することで、ケージの多岐にわたる使用方法(ハウス→タウン)の多様性ができる。

同行避難を可能にし、避難所ではそれぞれのケージを組み合わせてペットタウンに様変わり。居心地の良い慣れたハウスで、避難所という雑多でみんなが混乱している場所の中でもペットを落ち着かせることができる。避難所内でペットタウンをつくり、空間として人とペットの距離感を保ちつつ共存できる。